国語

教科目標と指導方針

教科目標と指導方針

現代の「国際化社会」「情報化社会」の変化に対応できる基礎力となる国語力を養成します。「国際化」の流れの中で、その基となるのが実は「国語力」であったということが、国際化を真摯に考えてきた人々の中から言われています。自国語を使って、論理的に説明したりコミュニケーションをとったりすることが容易にできる人材、また、「古典」を含む自国の文化的な教養を身につけた人材こそが、「国際化」の真の推進者になれると考えます。情報化社会についても、同様にその基礎となるものを国語が負っていると考えます。
指導事項は、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」領域と「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項(書写も含む)」から構成され、様々な言語活動を行う中で、総合的な国語力を養成していきます。
中学では、学校行事に取り入れられた「漢字コンクール」を行い、生徒の漢字力の向上を図っています。「読書ノート」「読書推薦本」の指導を通して読書の習慣を身に付けさせています。また、中高とも「表現指導」を通して、論理的思考を育て、「どう表現するか」についての学習を積み上げていきます。

中学の指導について

指導方針

  • 基礎学力の向上を図ります。
  • 「漢字力」を養成します。
  • 「口語文法」の理解を基に「古典文法」を学習し、古典への理解を進めます。
  • 毛筆を中心とした書写の力を向上させます。

具体的には

  • 1時間の授業内容を充実させます。「教科書の内容を教えること」に留まらず、「教科書を使って教える」という考え方で、その時々の次につながる学習内容を押さえていきます。
  • 新出漢字・新出音訓を確実に指導します。
  • 「漢字」「文法」については、習熟度の低い生徒への補習を実施し、分からないままにさせません。
  • ノートをきちんと取らせ、点検を行います。ノートをきちんと取ることが、基礎的な力の定着につながると考えるからです。
  • 「国語辞書」を用意させ、どんどん使わせます。
  • 「漢字コンクール」成績優秀者への表彰をはじめ、生徒の「やる気」を大事にします。
  • 「テーマ別作文」を書かせることで、論理的思考を育て、「どう表現するか」についての学習を進めていきます。

各学年の指導内容

学年1年2年3年
読解と鑑賞教科書準拠(学校図書)教科書準拠(学校図書)教科書準拠(学校図書)
文法言葉のまとまりの単位
文の成分、単語(自立語と付属語、活用とは何か、品詞名)
自立語(9品詞を詳しく)
付属語(2品詞を詳しく)
敬語法
古典文法(入門~用言)
古文・漢文主に上代・中古の文学
「竹取物語」「宇治拾遺物語」
故事成語 
主に中世の文学
「平家物語」「徒然草」
論語
主に上代・近世の文学
「万葉集」「奥の細道」
漢詩
表現
(テーマを設けた作文)
身近な人との交わり
1.ともだち 2.親切
3.秋の思い出
社会との関わり
1.喜び 2.環境
3.ルールとマナー
自己を見つめ、訴える
1.幸せ 2.自律とは
3.日本語の乱れ
書写楷書中心に楷書から行書へ 行書を中心に
◎漢字コンクール 漢字検定「5級」から「2級」を3学年一斉に同一問題で実施する。
第1回:5級、第2回:4級、第3回:3級、第4回:準2級、第5回:2級
◎読書ノート 「読書推薦本」を示し、読書ノート(ファイル)を作成させる。
「読書マラソン」を進める。

高校の指導について

指導方針

  • 大学受験に対応できる読解力、鑑賞力を養成していきます。
  • 受験に対応できる「漢字力」を養成していきます。
  • 古典(古文・漢文)の基礎力を養成していきます。
  • 進路・適性に合わせた科目選択によって、センター試験に対応できる力を養成していきます。

具体的には

  • 中学と同様の考え方に立ち、1時間の授業内容を充実させます。
  • 受験対応の「漢字力」を副教材を用いながら実施していきます。
  • 古文の授業では、「古語辞典」を必ず持たせ、古語に対する理解を深めさせるようにしています。
  • 「古典文法」「漢文の訓読法」については、繰り返し指導し、分からないままにさせません。
  • 6年センター対策・受験対策では、「基本傾向」をしっかり把握し、有効な指導を組み立てています。

各学年の指導内容

学年 1年2年3年
教材共通:東京書籍「国語総合」 共通:東京書籍「精選現代文」
一般理系:東京書籍「古典A」
特別理系・文系:東京書籍「精選古典B」
共通: 東京書籍「精選現代文」
特別理系・文系: 東京書籍「精選古典B」
現代文○文理共通「高校国語の基礎」
小説・評論文・韻文を深く読解 漢字力の充実
○文理共通「充実期」
思考力・感性・言語感覚の向上。
漢字力の充実
○文理共通「完成期」高度な文章に対応できる読解力の養成。
○文系「入試問題演習」
古文○文理共通「古文入門」
音読(教科書作品中心)
文法(助詞・助動詞等)
口語訳(文法に忠実な訳)
○文系「読解の充実と基礎演習」
基礎力の確認とともに、演習を開始する。
文法:古典文法の完成、敬語法など
○理系「文化・生き方の理解へ」
音読・暗誦(教科書を中心)、古典常識(風俗習慣文化史への理解)
○文系「入試問題演習」
基礎力の確認ともに、入試問題演習を多く取り入れる。
漢文○文理共通「漢文入門」
訓読の基礎(返り点、再読文字・基本句法など)
○文系「読解の充実と基礎演習」 基礎力の確認と共に入試問題演習を開始する。
訓読の完成、表現法・句法の理解。
○理系「文化・生き方の理解へ」
音読・暗誦、漢文常識(風俗習慣文化史への理解) 
○文系「入試問題演習」
基礎力の確認と共に入試問題演習を行う。
表現○文理共通「小論文を書くための基礎知識を持つ」文理共通「小論文を書くための基礎力を身につける」 ○文理共通「小論文を書くための基礎力の完成」