社会

教科目標と指導方針

社会

社会科では本校の教育方針の第3項目<世界平和に貢献できる国際人の育成>を基本方針としています。世界平和を実現するためには様々な道があると思われますが、学校教育でなすべきは、世界の多様性、多様な価値観に対する幅広く、柔軟な理解、換言すれば、グローバルな視点に立つ世界認識を培うことではないでしょうか。私たちには、かつて一元的な価値観と偏狭な視野に凝り固まったために無謀な戦争へ突き進んだという不幸な歴史がありました。21世紀は、現在よりさらに国際化が進行し、地球レベルの思考と行動が要求される時代になるでしょう。私たちは、生徒一人一人が日本および国際社会の一員として主体的に参加し、平和な世界を築くための基本的知識と態度を身につけられるよう、支援してゆきたいと思います。
以上のような基本方針に基づき、中学では基礎的知識の習得をめざし、高校では各々の進路に沿った必修選択科目を通じて、人類社会に全体対する批判的な考察力が高まるようなカリキュラムを構成しています。

中学の指導について

基本方針

1、2年次は<地理的分野・歴史的分野>、3年次には<公民的分野>を学習します。地球環境の多様性と世界の人々の様々な生活に触れるとともに、人類の歩みについて大まかに概観し、今後の学習の基礎的な知識の習得と動機づけを行います。また、中学3年次で行われる海外教育旅行(アメリカ合衆国)は、教室における授業だけでなく、直接に異文化に触れる社会科の体験学習として大きな意義を持っています。

1年2年3年
社会科地理的分野22 
歴史的分野 22
公民的分野3

1、2年<地理的分野>:指導内容

中学で学んだ知識を高校地理で結びつけられるよう、基本的事項を取り扱う。これを学習する上では地域性が読み取れるよう、具体的にテーマを取り上げ進めていく。適宜プリントや白地図を使用する。1年次は日本地理を、2年次で世界地理を扱う。教科書、副教材を使用し、生徒に研究発表させる。

1、2年<歴史的分野>:指導内容

日本と世界の歴史を時代に沿って学習する。教科書の内容を飛び越えて、やや高度な内容まで踏み込んでいく。現代とのつながりを意識させながら、用語を覚えるだけでなく、考える学習を充実させたい。

3年<公民的分野>:指導内容

教科書を基本として、各項目の内容の解釈を進めながら、現在、自分たちを取り巻いている社会との関連づけをして理解を深めさせる。

高校の指導について

基本方針

高校では、選択制が特色になっています。本校は、工業大学の付属校ですが、あくまでも普通科高校であり、理系、文系を問わず、多様な進路選択ができるシステムを用意しております。
授業では、各種視聴覚教材を利用し、具体的なイメージを通じて問題意識を高める工夫をしています。さらに、少人数の選択授業では、テーマを基にした討議、問題演習を中心にしたゼミナール形式の授業も実施しています。

平成23年度のカリキュラム

4年5年6年
芝浦他大理系他大文系芝浦他大理系他大文系
地歴 世界史A334(必修選択)
日本史B 2(必修選択) 32(必修選択) 4(必修選択)
地理B
公民 現社 2 

世界史B:指導内容

世界史の目的は「現代世界がいかにして成立したのか」という歴史的理解にある。諸地域世界が互いに交流を重ね変容し、やがて現代世界において地球規模で一体化する過程を理解させる。世界史への興味や関心を引き出しつつ、上記の大きな世界史の枠組や流れを把握しやすいよう、工夫しながら指導したい。

日本史B:指導内容

世界史的な視野に立ち、わが国の文化と伝統についての認識を深めることを最大の目的とする。そのため、各時代における国際環境を常に考慮に入れ、人々がそれにどう対応してきたかを押さえつつ、自国の歴史や文化を考える学習を進めてゆきたい。

地理B:指導内容

世界のさまざまな自然環境やそこで生活する人々の暮らしについて、認識を深めることが目的である。具体的には、鉱工業や農業といった分野別の学習(系統地理)、および地域の姿そのものを明らかにする学習(地誌)をもとに授業を進める。また、地域調査の方法を学ぶことによって地理的な問い方や調べ方、考え方を身につけさせたい。

現代社会:指導内容

現代における様々な現象を取り上げ、社会とどうかかわるべきか、自己の存在はどのようなものであるかという悩みに答えつつ探求を深め、自己の確立を目指すことがこの科目の眼目である。工学系のみならず、様々な分野の将来に役立つ能力を養いたい。