校長あいさつ


 保護者の皆様は、お子様にどんな人になってほしいとお考えでしょうか。漠然とではなく、言葉で表現してみてください。どの大学に行かせたいではなく、どんな人間になってもらいたいか、どんな生活を築いてもらいたいかです。私たちは学校ですから、当然明確な教育方針があります。さらに育てたい人間像があります。それは次のようなものです。

  • 周囲から尊敬を受けながら活躍する職業人・社会人

  • 科学技術を通して世界に貢献できる技術者・研究者

 「グローバルリーダーを育てる!」などとカッコいい言葉は使いません。本校の生徒たちの多くは芝浦工大か、それ以外の大学の理工学部に進みます。そして多くはメーカーなどに就職して、製品やサービス、建造物などの設計・開発・製造を行う人になります。そうした場において、個性と能力を最大限に発揮して、成果を上げ、社会に貢献する。一人の人間として周囲から敬意を集め、幸せな生活を送っていく。一見平凡ですが、私は生徒たち皆がそうあって欲しいと願っています。

 ある発展途上国に、その国を代表するような建物の建設現場監督を任された卒業生がいました。たいして英語は上手ではないのに、ただ真摯に、人間味あふれる態度で人と接することで信頼を集め、多国籍の技術者や労働者をまとめ上げて、困難の末に完成にこぎつけたのです。その建物を案内してくれた彼の言葉からは、控えめでしたが、確かな自信と誇りが伝わってきました。それは私たちの誇りでもあります。彼はひとつの例です。本校の卒業生の中には彼のような人が数えきれないぐらいいます。

 本校には、「理科が好き」、「算数が得意」、「工作が好き」、「アニメやゲームはもっと好き」という男子が多数入学して来ます。好きなこと・得意なことは個性であり強みです。本校はシンプルに、生徒の個性が生かせる・伸ばせる場所でありたいのです。
 一方で、それらとは異なる多様なことに興味関心を広げられる場でもありたい。だから様々な学習と体験を用意しています。学校のすべての空間とすべての時間が、生徒の成長を刺激する場所になるよう、本校も日々変化し成長しなければならないと強く思っています。

芝浦工業大学附属中学校
大坪隆明 校長

校長による学校紹介(中学)

校長による学校紹介(高校)